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北海道で川、湖、海のルアー、フライフィッシングを楽しんでいます。それから雪山も。                             ネガカリスタ


by pockx(ポックス)

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2013.07.13 イトウバンド

重く。


ただひたすらに強い。


その貌(かお)は王者の風格を醸し、


幻と語られながらも脈々と引き継がれる血統。


釣り人ならば一度は出会いたいと夢見る。


その魚の名は―――――




イトウちゃん……

初夏を迎えた7月の中旬、渇水の川にイトウを狙いに行ってきました!
2013.07.13 イトウバンド_a0250576_0511135.jpg
対象魚に合わせた準備の大切さを痛感する釣りとなりました…








偉大な先駆者より大変貴重な情報を戴き、何年か通っている川の新区間に入ってみました。

2013.07.13 イトウバンド_a0250576_0523084.jpg


ちょうど正午頃の入川です。暑し…

最初のポイントでは、いきなり70クラスの太いイトウが3本ほどシェードに身を寄せていました。うへぇ…

偉人の言うとおりだ…

しかしこんな真昼間に食ってくれるとは思えませんね…

とりあえずCDJ-9を上流から流し込んでみます。

じわーっと流し、通り過ぎたところからゆっくりリトリーブしてきます。

すると予想に反して結構チェイスしてきます!
それも何度も!

これはイケる!!


より口元を目指してシェードにデッドに送り込みます。

うわーいい感じで向ってるわぁ…

3尾の先頭にいるやつは明らかに気にしている模様です。
じわじわと近づいてきます!

ギラリ



ズドーーーンッッ!



レンジ操作のために高く掲げていたロッドが思い切り引き込まれました!


きた…



そして水中で頭を振るイトウ。


それを見て散り散りに逃げる3尾の大魚。


んんんん(@_@)!?3尾!?!?

ほどなく上がったのは、
2013.07.13 イトウバンド_a0250576_141832.jpg
49cmのチビイトウでした(T_T)

全く私の目には入っていませんでしたが、同じシェードに潜んでいたんですね…

若くコンディションの良い、渓魚としては非常に美しい一尾でした。

が、そのポイントから魚影は失せました………


それでも、おにぎりを食べたり各ルアーの沈下速度や潜行角度、どのレンジを泳いでくるのかなど試してみながら15分ほど待ったでしょうか、先ほどの魚と思われる70アップが戻ってきました。

しめしめ…

再度CDJ-9を流すも、今度はまるっきり無視!こりゃあ食わんわ~


ということで場所移動です。


大きなプールにやってきました。

一投目、ウグイ。

二投目、ウグイ…

三投目、う、ウグイ(T_T)


怒涛の連続ヒット…ウグイのリミットメイクである。


さすがに連続ヒットは3尾まででしたが、その後もウグイが掛かります。


35cmほどのウグイを掛け、ウグイの新たなる可能性を見出すべく、少しゆっくり目に巻いてみると…

自分が針に掛かっているのに気付いていないかのように無抵抗、従順によってきました。

素直によってくるねぇ~んんんんんんnっっkっl!?!?!?


ウグイのすぐ後ろにウグイの群れが付いてきているのか…

いや、

魚だ…


でででででかいっ!!!!!!

サイズまではわかりませんが、反転して戻っていくときのボディの反射がギラッではなく、ヌララララララという感じです。

あんなのいるんだ………


デカいベイトがいいのか?…

とりあえず持っている中で一番大きなラパラJ-13をキャストしてみます。

トッパ―ン!着水音これでかすぎじゃない!?散るべさ…

ただまきとストップを繰り返していると、グイっと小型の魚が乗りました。

うへーウグイさんなんでも食ってくるなぁ。
2013.07.13 イトウバンド_a0250576_1262167.jpg
………いやいやいやいやいやいや…イトウベイビーでした。


もう一か所、渇水期の有望ポイントに入ってみます。

ここはものすごいことになっていました…

ポイントの下流に入ってじわじわと上ります。

先ほどテストした中では潜行角度が大きいISワスプを対岸に落とし、短距離でボトムまで潜行させます。

そしてそのままできる限りドリフトし、スイング。

この繰り返しです。


たまに、ガツガツとトゥイッチを入れながら激しく引けば、
2013.07.13 イトウバンド_a0250576_1332676.jpg
ニジマスも食ってきます。
イトウとは全く違い、水中から水上まで3Dにスピーディに抵抗するアグレッシブな引き!やはりニジマスのファイトは抜群に良いですね~!!

しつこくしつこく攻めていけば、
2013.07.13 イトウバンド_a0250576_1365118.jpg
52cm。サイズアップも、まだまだイトウ釣ったよ!と言えるサイズではありません…

しばらく釣り登ってインレットにたどり着きました。

そこには目を疑う光景が広がっていました。

流れこむ落ち込みを先頭に、5mほどの長さの真っ黒な帯。

ウグイの群れではありません。イトウが群れ群れているのです…

特徴的な場所のため、写真の掲載は控えさせていただきますが、帯の下流も点々と大きなイトウが付いています…
なんだこれ…
2013.07.13 イトウバンド_a0250576_18232690.jpg
写真の中央部にいるイトウはいずれも80cm前後の立派な個体です。

とりあえず、アップでその帯の真横をじわっと流すも反応なし。



ですよねーーーー予想してました(T_T)


これは難しい!


距離を取ってぐるっと回り、上流側から今度は直ダウンで帯の脇を通してみます。

10投、20投くらいしたときでしょうか。帯の一番お尻辺りで、リールが巻けなくなりました。


もしかして…


硬い硬いイトウの口を確実に貫くために、やや強めに合わせを入れます。


ズドン!

圧倒的な重さ…もはや根掛かりと変わりません…

首を振る巨魚。

先ほどの52cmイトウの抵抗ではチリともならなかった、きつく締めたドラグがジャァ…ジャァ…と反転しています。半端ないっす…これはヤバい。

主導権を握るなんて考えがよぎりもしないような、私のタックルの限界を遥かに超越したパワー。

こ、これは釣りなのか…!?

やすやすと反転され、流れに乗って下流に下り始めました。

ジ、ジジジジジジジジヤァァァァァl-----------

ドラグはロック一歩手前のはずですよ!?

仕方ない!二尾目以降を捨てて河原ダッシュ!!!!

50mほどノンストップで下り、瀬の一歩手前、危ないところで突進は止まりました。

じりじりと距離を詰めながら糸を巻き取ってきます。

ようやく、魚がはっきりと見える距離まで来ると、長さこそ80cm台前半から中盤程度でしょうが、その太さたるや!

フレーザーリバーのスプリングキングサーモンを彷彿とさせるような丸々と肥えた腹!
どちらかというと細長い魚のイメージがあるイトウですが、そんな印象は雲散霧消です。
なんつー太さだこいつ…

もはやネットインは諦め、浅瀬に誘導し横たえるしかありません。

しかしながら、ロッドはフルに曲がっているのに、全然寄りません(T_T)どうしたもんか…びぃぃぃよぉぉぉぉぉーという糸なりが恐ろしい…

プレッシャーを掛け続けますが、少し寄った所で再度頭を振られ、反転されました…

ヤベイ!

すかさず岸側にロッドを倒して追従し、スプールを掌で抑えつつ瀬への侵入を防ぎます。

嫌がるように首を振った瞬間でした。


すぽーーーん!


猛スピードですっ飛んでくるワスプ…

ばれたか…!?がっちりフッキングしたはずだったのに。


違いました。
2013.07.13 イトウバンド_a0250576_285372.jpg
イトウを舐めていました。テールフックが折られていました…悔しい…
コイ用の太軸ならなんとかなるべいと高をくくった私のミスにほかなりませんね…

このISワスプ、テールフックは横アイで留める仕様になっています。
横アイの太軸は予備ありません…ルアー替えるしかないか…

ここから時合が来ましたね。

先ほどまで反応が薄かった場所からぽつぽつと反応してくるようになりました。

フローティングディープミノー、蝦夷ディープを結んでダウンで攻めます。

2013.07.13 イトウバンド_a0250576_2113999.jpg
47cm。サイズダウン^^;

さらに、
2013.07.13 イトウバンド_a0250576_212754.jpg
釣った瞬間ニジマスと錯覚した、体高のある立派な60cm。ここのイトウは太いのが多いですね。

さらに、先ほどの80アップには敵わないものの、60よりは明らかにでかいビッグヒット!

速攻で決めるか、慎重にやるか…

よし、魚の負担や今まさに時合であることを踏まえ、速攻だ~おりゃぁぁっぁぁぁぁ


フッ…

この、よくバラした時に使う表現、フッっと重みは無くなった…っていうのは使い倒された表現ではありますが、これ以上に適したオノマトペが見つからないのも事実ですよね。


バレたか………


ちがいました。
2013.07.13 イトウバンド_a0250576_220284.jpg
トラウト用フックではこうなります…


一日で2本の針折れなんてそうそう経験できることではないでしょう…あーいい経験したっ(T_T)


針とともに心折れ、終了としました。


そして車で…

2013.07.13 イトウバンド_a0250576_2221243.jpg
なんか違和感が………

はっ…ネットがねー………マグネットリリーサーの皮のホルダーはねじ止めなのですが、このねじが緩んで脱落してしまったようです…


いつだ…背中が引っ張られる感覚は全くありませんでした。油断しました。
ひっかけるような薮もないからと、リーシュの装着を怠ったが故のミス…痛すぎる…

捜しながら戻りますが、陸上には見当たりません…渡渉中に脱落したのであれば、ドンブラコでしょう…

ああ、悔やまれる………

本年2つ目の釣り道具との悲しい別れでした………
by pockx-efc | 2013-08-09 02:27 | イトウ